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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年12月20日

辻商店の建物

寒~い中、大掃除の続きをしていました。

掃除の終わった和室に飾る短冊をどれにしようかと、色紙や短冊が入った箱をあけて見ていた時、
こんな絵を見つけました。



竣工記念に書かれたものらしく、
「起工 昭和参年参月  竣工 昭和参年八月 設計施工 益井工務店」と書かれています。

コンクリート作りですが、以外に早く建てられたように思います。

現在は建物の両端が少し違います。戦争中に堀川通りを広げるために建物を移動した時に変わったのでしょうか。

ちなみにずっと以前から疑問に思っていた地下室のなぞが先日解けました。

移動したはずの建物に地下室があるのはなぜか、、、地下室も移動したのか???
ずっと謎でしたが、
京都では戦時中に建物の内部に防空壕を掘るよう御達しがあったのだとか。

地下室は、建物が建ったときからあるのではなく、移動した後で床下に掘ったのでした。
これも、生き字引のようなお煎茶の先生に教えていただいたことです。

しかもその後、建物の内部に防空壕を掘っても火事になっては逃げようがない、ということで今度は外に掘るよう通達があったそうです。

祖父がこの家を建てた時、どんな思い入れがあったのか、、、今は知るよしもありませんが、当時としてはかなりハイカラな建物だったに違いありません。

できればこのまま残しておきたいけれど、、、難しい問題はたくさんあります。
受け継ぐということは大変なことですね。  


Posted by tsujitoku at 21:12Comments(0)辻徳