2009年12月04日
頭芋
京都では、お正月のお雑煮に頭芋(かしらいも)という芋を入れます。
もちろん白味噌仕立てです。
結婚して以来数年間、姑のいうとおりに、毎年もらう頭芋を雑煮に入れてきましたが、これがなんともまずかったのです。
どんなに煮ても固い部分が残って芋の甘さなどは少しもありません。
しかも大きいので、食べきるのに数日かかります。
お正月を迎えるのが気が重くなるほど・・・でした。
そんなある年、師走に八百屋さんで買い物をしていると、
「頭芋なあ、子供の頃から食べてるけどいっぺんもおいしいと思った事ないわ」という声が聞こえてきました。
そうなんだ、京都の人もおいしくないと思うのなら、いっそのことやめてしまおうと思い、以来お雑煮には小芋を入れてきました。
ところが、今日、
最近無農薬野菜を作っている人から定期的に野菜を買っていますが、その人から、
「それは茎の青いほうの芋と違うか?」といわれました。
彼の説明では茎の赤いサトイモは八つ頭、茎はずいきとして食べられますし、皮をむいて干したものは芋がら、保存食となります。私も今年はなんどかいただきました。
雑煮に入れる頭芋はこの赤い茎の芋、八つ頭で、お値段も野菜にしては高価です。一度食べた事がありますが、本当にアジのある芋でした。
茎の青い芋は捨てるのだとか・・・
私が食べていたのは捨てるほうの芋だったのですね。なるほど・・・どうりで・・・
今度のお正月はおいしい八頭をお雑煮に入れて、頭芋の復活です。
もちろん白味噌で、ね。
もちろん白味噌仕立てです。
結婚して以来数年間、姑のいうとおりに、毎年もらう頭芋を雑煮に入れてきましたが、これがなんともまずかったのです。
どんなに煮ても固い部分が残って芋の甘さなどは少しもありません。
しかも大きいので、食べきるのに数日かかります。
お正月を迎えるのが気が重くなるほど・・・でした。
そんなある年、師走に八百屋さんで買い物をしていると、
「頭芋なあ、子供の頃から食べてるけどいっぺんもおいしいと思った事ないわ」という声が聞こえてきました。
そうなんだ、京都の人もおいしくないと思うのなら、いっそのことやめてしまおうと思い、以来お雑煮には小芋を入れてきました。
ところが、今日、
最近無農薬野菜を作っている人から定期的に野菜を買っていますが、その人から、
「それは茎の青いほうの芋と違うか?」といわれました。
彼の説明では茎の赤いサトイモは八つ頭、茎はずいきとして食べられますし、皮をむいて干したものは芋がら、保存食となります。私も今年はなんどかいただきました。
雑煮に入れる頭芋はこの赤い茎の芋、八つ頭で、お値段も野菜にしては高価です。一度食べた事がありますが、本当にアジのある芋でした。
茎の青い芋は捨てるのだとか・・・
私が食べていたのは捨てるほうの芋だったのですね。なるほど・・・どうりで・・・

今度のお正月はおいしい八頭をお雑煮に入れて、頭芋の復活です。
もちろん白味噌で、ね。
2009年11月29日
学生時代の思い出

今日は、そのOBで結成された合唱団の定期演奏会でした。
演奏会の最後に、会場にいたOBたちもステージに上って、学生時代に歌いなれた曲を一緒に歌ってくれました。
当時の熱い思いがこみ上げてきたようで、歌っている彼らも、聞いている私も胸にこみ上げるものがありました。
ふと、自分も学生時代に一年間だけ合唱団に入っていたことを思い出しました。
当時の事がなぜか急に、鮮明に思い出され、あの合唱団は今もあるのだろうか、とインターネットで検索してみると・・・・
ありました。
懐かしいやらうれしいやら、、、
たった一年で辞めてしまいましたが、OB(OG?)に加えていただけたら嬉しいな・・・などと思いながら、、、、
今日の演奏会を羨ましいと思ったのでした。

2009年11月28日
煎茶の講義
宇治にある黄檗山万福寺へ行ってきました。
名残の紅葉とでも言ったらいいのでしょうか。
市内ももう大分散ってきましたが、万福寺にはまだ数本、色づいた葉が見られました。

黄檗は、ここから煎茶の文化が広まった事もあり、煎茶道とはとても縁の深いお寺です。
今日は、ここで煎茶についての講演会が開かれました。
全部で4講、朝から夕方まで講義を受けるのは大学を卒業して以来、久しぶりですので、
学生に戻った気分でなんだかうれしくなってしまいました。
講義はどれも思っていた以上に面白い内容でした。
黄檗とお茶の歴史、茶摘歌、煎茶道具、黄檗文化誕生の秘密と謎、
どれも知らなかったことばかり、、、
聞かなかった人は大分損しましたね。
講義室の後ろに、資料が展示されていました。
その一つ、売茶翁の茶道具が描かれた本に載っていた茶鑵の図を見て思わず、、
「これ、うちにもあるわ!」


まさか売茶翁が使っていたものではないでしょうが、一番右側のものと形はそっくりです。
前から煎茶の道具に違いないと思っていたのですが、改めて確認する事が出来ました。
何かと収穫の多い講演会でした。
名残の紅葉とでも言ったらいいのでしょうか。
市内ももう大分散ってきましたが、万福寺にはまだ数本、色づいた葉が見られました。
黄檗は、ここから煎茶の文化が広まった事もあり、煎茶道とはとても縁の深いお寺です。
今日は、ここで煎茶についての講演会が開かれました。
全部で4講、朝から夕方まで講義を受けるのは大学を卒業して以来、久しぶりですので、
学生に戻った気分でなんだかうれしくなってしまいました。

講義はどれも思っていた以上に面白い内容でした。
黄檗とお茶の歴史、茶摘歌、煎茶道具、黄檗文化誕生の秘密と謎、
どれも知らなかったことばかり、、、
聞かなかった人は大分損しましたね。

講義室の後ろに、資料が展示されていました。
その一つ、売茶翁の茶道具が描かれた本に載っていた茶鑵の図を見て思わず、、
「これ、うちにもあるわ!」

まさか売茶翁が使っていたものではないでしょうが、一番右側のものと形はそっくりです。
前から煎茶の道具に違いないと思っていたのですが、改めて確認する事が出来ました。
何かと収穫の多い講演会でした。
2009年11月25日
照り葉続き
昨日の照り葉に続いてもう一度。
夕方帰宅した時、夕日が照りつけた紅葉の色の鮮やかさに思わずカメラを取り出して撮影しました。

なんと美しいことかと、しばし見とれていました。
ああ、でも、私の腕ではそれを写真に撮る事はできません。
せいぜいこれくらいです。カメラを買い換えようかしら。
紅葉が一番美しい時間帯は夕方だと私は思います。
日が落ちる少し前、木の裏側から色づいた葉越しに太陽に向かうと、葉が透けるように、赤が透明感を増して鮮やかになります。
その後、日が落ちてまだ暗くなる前の、日の名残のような明るさの中、紅葉はまた違った色を見せてくれます。
遠くの山もこの時間が最も美しい。
家から見える紅葉した比叡山は、やはり、この時間帯が待ち遠しいほど美しくなります。
お天気のいい、夕方4時半ごろです。
心穏やかに幸せを感じる今日この頃です。
夕方帰宅した時、夕日が照りつけた紅葉の色の鮮やかさに思わずカメラを取り出して撮影しました。
なんと美しいことかと、しばし見とれていました。
ああ、でも、私の腕ではそれを写真に撮る事はできません。
せいぜいこれくらいです。カメラを買い換えようかしら。
紅葉が一番美しい時間帯は夕方だと私は思います。
日が落ちる少し前、木の裏側から色づいた葉越しに太陽に向かうと、葉が透けるように、赤が透明感を増して鮮やかになります。
その後、日が落ちてまだ暗くなる前の、日の名残のような明るさの中、紅葉はまた違った色を見せてくれます。
遠くの山もこの時間が最も美しい。
家から見える紅葉した比叡山は、やはり、この時間帯が待ち遠しいほど美しくなります。
お天気のいい、夕方4時半ごろです。
心穏やかに幸せを感じる今日この頃です。
2009年10月04日
ガーデンミュージアム比叡
秋晴れの今日、家にいるのはもったいない!!!と、
比叡山の頂上にある「ガーデンミュージアム比叡」に行って来ました。

秋明菊が、園内のあちらこちらに咲き誇っています。



こんなにきれいなびわ湖を望めるのは私にとっては珍しいことです。
秋の庭に咲く花々に、心がしばし安らいだひとときでした。
比叡山の頂上にある「ガーデンミュージアム比叡」に行って来ました。
秋明菊が、園内のあちらこちらに咲き誇っています。
手前の赤い花も向こうの青い花もサルビアです。
こんなにきれいなびわ湖を望めるのは私にとっては珍しいことです。
秋の庭に咲く花々に、心がしばし安らいだひとときでした。
2009年10月02日
乳がん検診
9月のはじめ、人間ドックを受診しました。
医師の勧めで、乳がん検診のマンモグラフィーも撮ってみたところ、評価は「D」
思えば、その時から冷静ではなかったのかもしれません。


友人から、「それは要精査ってことで、病気のステージじゃない」と言われ、
はっとする始末です。
そんなことで、今日、超音波診断を受けました。
先生:超音波の画像を見ながら、「おそらく脂肪ですね。」
私:「・・・・」
レントゲン写真には、石灰化の点々が見られましたが、特に問題は無さそうだとのことで、まずは一安心でした。
マンモグラフィーは数年前にも一度受けた事がありますが、痛いので躊躇していました。
でも、やはり受けて良かったと思っています。
全部調べて何もなければ安心しますしね。
私も病院を出たら急におなかがすいてきました。
平気を装っていましたが、やはり不安だったのだと気づきました。
10月は乳がん月間です。
これを機会に一度受診をおすすめします。

医師の勧めで、乳がん検診のマンモグラフィーも撮ってみたところ、評価は「D」
思えば、その時から冷静ではなかったのかもしれません。



友人から、「それは要精査ってことで、病気のステージじゃない」と言われ、
はっとする始末です。
そんなことで、今日、超音波診断を受けました。
先生:超音波の画像を見ながら、「おそらく脂肪ですね。」
私:「・・・・」

レントゲン写真には、石灰化の点々が見られましたが、特に問題は無さそうだとのことで、まずは一安心でした。
マンモグラフィーは数年前にも一度受けた事がありますが、痛いので躊躇していました。
でも、やはり受けて良かったと思っています。
全部調べて何もなければ安心しますしね。
私も病院を出たら急におなかがすいてきました。
平気を装っていましたが、やはり不安だったのだと気づきました。
10月は乳がん月間です。
これを機会に一度受診をおすすめします。
2009年08月22日
引越し
元留学生の兄の引越しの手伝いをしています。
うちにホームステイした弟は、2年間京都に住んで昨年東京へ引っ越しましたが、代わりに兄が京都に2年間住んでいました。
引越しの手伝いをするのは今年2回目です。
もう一組は4月に夫婦でドイツへ旅立ちました。
さて、日本人でも引越しは大変なもの、まして外国人となると、
少々の日常会話ができる人でも、各種手続きや変更届は言葉の壁があってなかなか大変です。
今回の場合、京都から東京へ引っ越すので割合簡単に済みましたが、
電気、ガス、水道、電話、インターネット、不動産屋、
健康保険、郵便の転送願い、外国人登録の住所変更など、しなければいけないことはたくさんあります。
こんな大変な事を、多くの外国人の人達はどうしているのでしょうか。
今や相当な人数の外国人が日本に住んでいる現状で、他言語での案内がないのは何故なのか、不思議に思いました。
こういったことの代行サービスがあれば、きっと利用する人は多いはず、と思います。

うちにホームステイした弟は、2年間京都に住んで昨年東京へ引っ越しましたが、代わりに兄が京都に2年間住んでいました。
引越しの手伝いをするのは今年2回目です。
もう一組は4月に夫婦でドイツへ旅立ちました。
さて、日本人でも引越しは大変なもの、まして外国人となると、
少々の日常会話ができる人でも、各種手続きや変更届は言葉の壁があってなかなか大変です。
今回の場合、京都から東京へ引っ越すので割合簡単に済みましたが、
電気、ガス、水道、電話、インターネット、不動産屋、
健康保険、郵便の転送願い、外国人登録の住所変更など、しなければいけないことはたくさんあります。
こんな大変な事を、多くの外国人の人達はどうしているのでしょうか。
今や相当な人数の外国人が日本に住んでいる現状で、他言語での案内がないのは何故なのか、不思議に思いました。


2009年08月15日
「美術館」と「ごまプリン」
故郷も、来る度に変わっていきます。
数年前に開館した美術館と、今年オープンしたホールへ行ってきました。
美術館では、「エカテリーナ2世の四大ディナーセット」展が開かれていました。

まあ、暇つぶしにはいいかな
でも、こんな豪華絢爛な食器を何十ダースもそろえて食事や宴会を楽しんでいた陰では・・・
きっと食べるものにも困っていた人達が大勢いたに違いないなどと、つい考えてしまいます。
続いては昨年のオープンに続いて今年新たに中劇場が加わって、
グランドオープンとなった文化交流館、
今日は何の催しもなかったので、閑散としていましたが、なかなか立派なホールです。

いろいろな催しが予定されているようで、地方にいても質の高い演奏や公演を体験できることは、そこに住んでいる人にとってもよいことなのでしょう。
問題は、いかにしてそれを維持していくか。
立派なホールを造っても、財政難で存続が危ぶまれている地方の劇場が少なくないと聞いたことがありますので・・・・
ここは大丈夫なのでしょうか。気になってしまいます。
家族のお土産にごまプリンを買ってきました。

なんとういうことはない、地方によくあるお菓子屋さん・・・といった店構えですが、ここのごまプリンは絶品です。
日持ちがしないので、発送は一切行わないとのこと、ここへ来なければ食べられません。
今時こんなに真っ正直に、本物であることを守り続けているお菓子屋さん、こんな人こそ大事にしたい故郷の宝のような気がします。
数年前に開館した美術館と、今年オープンしたホールへ行ってきました。
美術館では、「エカテリーナ2世の四大ディナーセット」展が開かれていました。

まあ、暇つぶしにはいいかな

でも、こんな豪華絢爛な食器を何十ダースもそろえて食事や宴会を楽しんでいた陰では・・・
きっと食べるものにも困っていた人達が大勢いたに違いないなどと、つい考えてしまいます。
続いては昨年のオープンに続いて今年新たに中劇場が加わって、
グランドオープンとなった文化交流館、
今日は何の催しもなかったので、閑散としていましたが、なかなか立派なホールです。

いろいろな催しが予定されているようで、地方にいても質の高い演奏や公演を体験できることは、そこに住んでいる人にとってもよいことなのでしょう。
問題は、いかにしてそれを維持していくか。
立派なホールを造っても、財政難で存続が危ぶまれている地方の劇場が少なくないと聞いたことがありますので・・・・
ここは大丈夫なのでしょうか。気になってしまいます。
家族のお土産にごまプリンを買ってきました。

なんとういうことはない、地方によくあるお菓子屋さん・・・といった店構えですが、ここのごまプリンは絶品です。
日持ちがしないので、発送は一切行わないとのこと、ここへ来なければ食べられません。
今時こんなに真っ正直に、本物であることを守り続けているお菓子屋さん、こんな人こそ大事にしたい故郷の宝のような気がします。
2009年08月12日
ひまわり
毎年お盆には、家族と一緒に帰省します。
今年も、例年通り車ではるばるやってきました。
先日の地震の影響で、渋滞が心配されましたが、思ったほど影響はありませんでした。
思いのほか早く着いた実家には、妹と甥2名が私たちの到着を待っていてくれました。
何年たっても、実家は格別です。
ところで、近くの空き地にひまわり畑が
出現していました。

はるか神戸のひまわりがなぜここに・・・明日だれかに聞いてみましょう。
それにしても、京都から来た身には涼しい・・・・
今年も、例年通り車ではるばるやってきました。
先日の地震の影響で、渋滞が心配されましたが、思ったほど影響はありませんでした。
思いのほか早く着いた実家には、妹と甥2名が私たちの到着を待っていてくれました。
何年たっても、実家は格別です。
ところで、近くの空き地にひまわり畑が


はるか神戸のひまわりがなぜここに・・・明日だれかに聞いてみましょう。
それにしても、京都から来た身には涼しい・・・・

2009年08月03日
宝ヶ池の花火
京都の北、宝ヶ池にある国立京都国際会館では、年に数回花火が上ります。
今日も、会館での催しにあわせて花火が打ち上げられました。
いつもは家で見るのですが、今日は宝ヶ池のほとり、打ち上げ現場の近くへ散歩がてら見に行きました。





やはり近くで見ると迫力があります。
毎回、わずか10分ほどの花火ですが、いつも楽しみにしています。
この花火を家の2階から眺める時と、秋の夕暮れの比叡山を見るたびに、
ここに住んでよかったとしみじみ思います。
今日も、会館での催しにあわせて花火が打ち上げられました。
いつもは家で見るのですが、今日は宝ヶ池のほとり、打ち上げ現場の近くへ散歩がてら見に行きました。
やはり近くで見ると迫力があります。
毎回、わずか10分ほどの花火ですが、いつも楽しみにしています。
この花火を家の2階から眺める時と、秋の夕暮れの比叡山を見るたびに、
ここに住んでよかったとしみじみ思います。