辻徳　～懐紙活用術～

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「京都の近代建築を考える会」という会があります。

わたしも、つい最近まで知りませんでした。

この会では、毎年、会員の方が「市民が選ぶ文化財」を選定しています。

昨年は先斗町歌舞練場でしたが、

今年度、辻商店の社屋が選ばれました。



突然のことで、最初にお話があった時は大変驚きました。

と同時に名誉なことでもあります。


有難くお受けすることにして、先日（6月3日）に京染会館（四条西洞院）で顕彰式が行われました。


クッリックすると拡大します。


その後、会員の皆さんが弊社を訪れ、入口横にプレートを設置されました。



一時は取り壊しも考えていた建物ですが、
祖父が思い入れを持って建てたものを、簡単に取り壊すわけにはいかないと、
ここで商売を続ける決意をしたのは昨年のことです。


こうして選んでいただくと、なおさらこの建物を大事に守っていかなくてはならないと、
責任を重く感じます。


古い建物を維持して使い続けるのは簡単なことではありませんが、
いつまでも残していけるよう、努力していきたいと思っています。