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Posted by 京つう運営事務局 at

2011年06月11日

懐紙の使い方講座~水無月~

今日は懐紙の使い方講座でした。

昨夜からの大雨で、どうかな~と危ぶんでいました。
朝のうちは時折雨が降ることもありましたが、徐々にお天気が回復して、講座が終わる頃はお日様も顔をのぞかせてくれました。

ほっとしました。。。。


開催場所は宇治のお茶屋、赤門茶屋です。
今日は10名の方が参加されました。
遠く名古屋からお出でになった方、日本文化に造形の深いアメリカ人の方、、、、

10名のうち3名は男性でした。
これも嬉しいことです。

赤門茶屋さんは宇治産のお茶を100%使用しているお茶屋さんです。
実はそれはとてもレアなことなのです。

いわゆる宇治茶は、宇治産のお茶が50%入っていれば「宇治茶」と名乗れることになっています。


「え、宇治のお茶じゃないお茶も混じってるの!?」
と驚かれる方もいらっしゃるでしょう。

でも、ブレンドが必ずしも悪いわけではありません。


お茶は産地によって味が違います。
甘かったり、渋みが強かったり、いろいろ特徴があります。


土が違うので当然のことです。

その特徴を知った上で、自分の味を出したりお客様の好みに合わせて味をブレンドするのは、
お茶屋というプロだからできることです。
一つの産地にこだわっていては出来にくいこともあるのかもしれません。

でも、あえて宇治のお茶にこだわる赤門さんのお茶は、
信頼している農家とのつながりがあればこそ出来る事。
しかも、いついただいても本当においしいのです。


美味しいお茶を美味しく入れるには、何に気をつけたらいいのか、、、
今日はしっかりと教えていただきました。






一人ずつお盆に鉄瓶と湯冷まし、急須、茶碗が乗っています。
こんな風にセットしておけば、家でもまったりしたお茶の時間を持つことが出来ますね。
今度やってみましょう。

お茶の淹れ方の後は、後藤先生の「懐紙の使い方講座」です。

今回はこれまでの講座の内容を一通り紹介した後で、
お茶屋さんに相応しく、「新茶包み」を教えていただきました。





これが受けて、皆ああでもない、こうでもないとわいわい、
おおいに盛り上がりました。

赤門さんまで、来年の新茶はこれで包もう!とばかり、熱心に折り方を聞いていました。


こんなに楽しくて使える講座、もっとたくさんの方に参加していただけたらと思います。


これまでの内容を練り直し、更に充実した講座にするため、来月は講座を一旦お休みさせていただきます。


再開の折は、またHPとブログでお知らせします。
どうぞお楽しみに!


そう、写真を撮り忘れましたが、お菓子は亀屋良長さんの"あじさい"でした。
朝早いのに四条堀川から宇治まで持って来ていただきました。

目にもお口にも、ハートにも美味しゅうございました~




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金銀糸原紙と懐紙の
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Posted by tsujitoku at 20:54Comments(0)辻徳