京つう

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Posted by 京つう運営事務局 at

2024年09月28日

バナナペーパー

先日、バナナペーパーという紙を懐紙として発売しました。






バナナペーパーを開発したのは株式会社 ワンプラネット・カフェ の代表取締役エクベリ聡子さんと、ぺオ・エクベリです。
たまたま旅行に行った先のザンビアでバナナの茎が大量に廃棄されているのを見て、これを何か利用できないかと考えたのがバナナペーパーの始まりでした。

ちなみに私もお話を聞くまでは”バナナは木になるもの”と思っていましたが、実は”草”なのだそうです。草の中では最大ということですが、バナナを収穫した後は刈り取られる(切り倒される?)ので、想像しただけでもかなりの量になることは間違いないでしょう。

エクベリさんが、何かに利用できないかと思ったのも納得のいく話です。

そこから試行錯誤、私財を投じて日本で抄紙までこぎつけた努力には頭が下がります。

この話を、たまたまあるメルマガで読んだとき、懐紙に出来ないものかと思い、ワンプラネット・カフェに問い合わせ、スウェーデン滞在中だったエクベリさんにwebで相談させていただくことが出来ました。

そこから、販売代理店をご紹介いただき、懐紙として使用可能かどうかを確認していただいたうえで販売に至りました。


ザンビアからの輸送費、和紙としてはまだ希少な原料のバナナのパルプ、様々な要因で決して安くないお値段です。
お客様にご理解いただくことが出来るだろうかと思いながらも販売を決めたのは、これが環境問題解決の一助になればとの思いからでした。木を切ってパルプを作るより、捨てられるはずのものを利用して紙を作ることが出来ればもっと地球にやさしいですから。
そのうえ、ザンビアの人たちの生活の支えになるのであれば、利用しない手はないのです。

バナナペーパーの懐紙はとても小さな取り組みですが、少しでも誰かの役に立つのであれば嬉しいと思います。

辻徳 辻亜月子




  


Posted by tsujitoku at 15:38Comments(0)辻徳思う事

2019年01月31日

店舗移転します

辻徳から、とても大切なお知らせがあります。

辻徳の店舗が移転します。

現在の京都市下京区四条堀川の建物は、昭和3年に社長の祖父、辻徳治郎が建てたものですが、昨年の調査の結果、老朽化が激しいため維持することは難しいことがわかりました。

これを機に、思い切って移転を決意いたしました。


2011年に社屋に店舗を開設してから、7年半、多くのお客様にお越しいただいたことを心から御礼申し上げます。


新しい店舗は、京都市左京区岡崎、周りに美術館やホール、平安神宮などが立ち並ぶ、文化的な空間の近くです。

京都市営地下鉄東西線 東山駅から徒歩5分程度、京阪三条駅からもそう遠くない距離にあります。

これまで、堀川通りを渡るのを遠く感じたお客様も多くいらっしゃいましたが、より行きやすい場所になったと思っています。


オープンは春の足音が聞こえる3月9日。
皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。



移転の情報は以下の通りです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

移転先 :〒606ー8344
     京都市左京区岡崎円勝寺町91番地101 
      グランドヒルズ岡崎神宮道

アクセス:地下鉄東山駅1番出口から徒歩5分
     京阪三条駅から徒歩10分
     バス停 神宮道からすぐ(市バス5系統、46系統、100系統、110系統、京都岡崎ループ停車)

電話番号          075-752-0766(3月2日開通予定)    
ファックス    075ー354ー6436

事務所移転日   平成31年3月4日(月)
店舗開店日    平成31年3月9日(土) 
営業時間     10:30~18:00

  *先着100名様に開店記念の粗品を差し上げます。
 

☆旧店舗(四条堀川店)営業終了日:2月28日(木)18時

☆ネットショップ対応について
  2月28日(木)13時までのご注文は当日発送可
  2月28日13:00~3月3日のご注文は3月4日以降発送いたします。
☆オーダーメイド懐紙
  3月1日~3日の発送ができませんので、ご注文の際は配送日時についてお問い合わせください。


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紙布と懐紙の 辻徳
㈱辻商店  
〒600-8481
京都市下京区堀川通り四条下る四条堀川町271番地
TEL:075(841)0765
http://www.tsujitoku.net
kaishi@tsujitoku.net  
       
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Posted by tsujitoku at 21:18Comments(0)お知らせ辻徳

2019年01月14日

懐紙は開運グッズ?

アラサーの大人の女性を対象にしたand GIRL という雑誌の1月号に、辻徳のひとひら懐紙が、開運グッズの一つとして紹介されていました。



懐紙が開運グッズになっていたとは知りませんでしたが、縁結びに一役買ったとしたら嬉しいことです。
女子力アップに役立つのでしょうね。

皆さまも、是非お試しください。






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紙布と懐紙の 辻徳
㈱辻商店  
〒600-8481
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Posted by tsujitoku at 14:11Comments(3)お知らせ辻徳

2017年12月13日

ひとひら懐紙でポチ袋~作り方編~

ずいぶん長い間お待たせしました。

前々回でひとひら懐紙で作るポチ袋の作り方をご紹介します。


最初に真ん中で二つ折りにします。







下のとがった先を上に花びらの角より上にくるように折り上げます。



一旦元に戻して、折り線のところに先が来るように折ります。



間にコインを入れます。



コインを入れたら、最初に折った線に沿ってもう一度折ります。



両端が真ん中で合わさるように折ります。



かいしーる”で留めます。




使ったシールは、新発売の”かいしーる”
まめ袋や新発売”袋de懐紙” まめ懐紙”ichima””懐紙ミニミニ”などに使っていただけます。
もちろん、ほかの用途でも。


ちょっと変わったポチ袋です。
コイン用にお使いください。






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紙布と懐紙の 辻徳
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Posted by tsujitoku at 14:13Comments(0)辻徳和のテイスト

2017年08月30日

辻徳のこだわり OPP袋

前々回、紙質についての辻徳のこだわりを紹介しましたが、
今回は二つ目のこだわり、OPP袋についてご紹介します。

辻徳の製品が入っている透明な袋(OPP袋)はほとんどが別注品です。

最初は市販の袋を使っていましたが、お客様から

「懐紙を出すときにフタのノリがついて一枚目が使えなくなってしまう」

という声をうけて、本体側にのりのあるOPP袋を製作してもらうことになりました。

詳しくは下の図をご覧ください。


クリックすると拡大します。


その後、懐紙入れも本体ノリのOPP袋を作ってもらいました。

今、辻徳の商品の80%は市販には無い特注のOPP袋に入っています。



大事な商品を損なうことの無いよう、これも辻徳のこだわりです。



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紙布と懐紙の 辻徳
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Posted by tsujitoku at 16:20Comments(0)辻徳

2017年07月29日

懐紙の紙質~辻徳のこだわり

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

辻徳は、3か月間の京都マルイ出店を終えて、ほっと一息ついているところです。


さて、今日は辻徳の懐紙の紙質についてご説明したいと思います。

実は今月初め、お客様から「もっと紙質を改善してほしい」というお声を頂きました。



ですが、実は辻徳の懐紙は私が自分で使ってみて最適と思うものを
メーカーに依頼して漉いてもらっています。
そのことをあまり説明してこなかった責任を痛感しました。



■辻徳の懐紙へのこだわり■

 辻徳の懐紙は、オーナーの私が自分で使って
 最も良いと思う紙厚に仕上げてもらっています。

 懐紙は御菓子を乗せるだけでなく、ポチ袋や便箋、
 時にはハンカチ代わりにすることもあります。

 その場合、折っている間に毛羽立ったり、
 水分を吸うともろもろとしてまうことがあり、字も書きにくいので、
 もう少し厚めに、とお願いしています。

 そう、辻徳特別仕様の紙なのです。

 表面がつるつるしているという声を聞くことがありますが、
 印刷をする関係で印刷機を通すには平滑でないと紙詰まりを起こします。
 今の状態でも、印刷屋さん泣かせで大分苦労して頂いています。

 柔らかいのが和紙、というイメージを持っている方が多いようですが、
 そうとは限りません。
 
 余談ですが、表面が平滑でなく、ざらざらとしているのが和紙、
 と思っている方も多いのですが、
 実は和紙の特徴として、表面はつるつる、裏側はざらざらとしています。

 これは、和紙の漉き方の特徴によるものです。 

 
 
 また、辻徳の懐紙は御菓子に付きにくいのも特徴の一つです。
 
 辻徳の懐紙には2つのタイプがあります。(漉入れを除いて)
 一つは吸水性の良いもの(にじみ止めなし)、
 もう一つはゆっくりと吸水するもの(にじみどめあり)。



 以前、羊羹や上庸饅頭を置いて試したことがあります。

 吸水性の良いもの(にじみ止めなし)・・・10分以上大丈夫でした。
 ゆっくりと吸水するもの(にじみどめあり)・・・1時間後も問題ありません。

 「にじみどめあり」の懐紙でも全く水分を吸わないわけではなく、
 直接水に濡らしたりするとゆっくりと滲んできます。

 
 「にじみどめあり」の懐紙は、文字を書いたり、茶道をする方からご要望が多いようです。


 (なお、弊社の漉入れ懐紙は辻徳仕様の紙質とは違い、一般的な懐紙と同じ紙質になっています。)



  まだ100%私の理想の懐紙にはなっていないとは思いますが、、 使ってみたからこそ、この紙に行き着いたのです。 
 

 これからも、こだわりは保ちつつ、より良い商品を作っていきたいと思いますが、 
 それには、何よりお客様の声が大切です。

 独りよがりにならないよう、一人一人のご意見に真摯に耳を傾けてきたいと思っています。
 




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紙布と懐紙の 辻徳
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Posted by tsujitoku at 19:31Comments(0)辻徳

2017年06月15日

築90年の建物を維持するということ

今日は、ちょっと難しいお話です。

懐紙専門店として立ち上げた、「辻徳」というのはブランド名です。
会社は 「株式会社 辻商店」です。


京都四条堀川にある社屋は、現社長の祖父、二代目徳治郎が昭和3年に建てました。
ちなみに、株式会社になったのは昭和31年です。




店においでになるお客様によく聞かれるのは、

「前は何だったんですか?」という質問です。

いえいえ、はじめから辻商店でした。
ただし、懐紙の専門店をオープンしたのは6年前、
それまでは金銀糸原紙という、金銀紙のもとになる紙を卸すのが仕事でしたので、
一般に小売するような商品はありませんでした。

当時は玄関のドアもすりガラスで中をのぞくことはできませんでしたので、一般の方がご存じないのも無理はありません。


ところで、昭和3年に建ったこの建物は、来年で築90年になります。

今年、京都市が認定する「京都を彩る建物や庭園」に選定されました。
(選定の次が認定となりますので、まずは第一段階クリアというところです。)


ですが正直なところ、心から喜べない気がしています。

当初、選定のお話をいただいたときは、
これを機に建物を改装して、維持活用する方向性を見出したいというのが私の気持ちでしたが、
それには資金が要ります。

個人の力ではまかないきれないほどの額になるのは目に見えています。

認定されれば、様々な助成金を活用することができますが、費用の三分の一程度を助けてもらうだけで、
あくまでも維持は個人の力にゆだねられています。


同じような時に建った建物が、耐え切れずにマンションなどに建て替えられるという話を聞くたびに、
次は・・・と思わざるを得ません。

今後、この建物をどのように維持していくのか、
私たちは、とても大きな課題を突きつけられています。

何か良い知恵があれば教えてほしいと思います。




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紙布と懐紙の 辻徳
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Posted by tsujitoku at 19:49Comments(0)辻徳

2017年03月30日

SWY29

内閣府が行う国際交流事業の1つに「世界青年の船」事業というのがあります。

このことを私に教えてくれたのは同志社大学2回生の杉浦黎さんです。

昨年10月にメールで連絡をいただき、「世界青年の船(SWY)」に参加することになったこと、
船内での活動で日本文化を紹介するために、幼いころから茶道を習っていたので、茶会を催す計画であること、
ついてはそこで使用する懐紙を提供して欲しいという問い合わせでした。


後日、会社に説明に来られましたが、とても礼儀正しい聡明な女性でした。
主旨を説明されて、それならと承諾しました。

一人10枚ずつ英語の説明を付けて袋に入れ、100名分ぐらいご用意しました。

それから数か月経った3月中ごろ、
1カ月以上の船上での研修を終え、早速報告に来てくれました。


忙しかったけれど、とても充実した日々を送ったこと、
他国の人と接して多くのことを吸収したことなどを話してもらい、
こちらも協力させていただいたことを嬉しく思いました。


報告書の表紙 左から3番目が杉浦さんです


これからの日本を引っ張って行ってくれる人になることを、大いに期待したいと思います。

船上での茶会の様子はこちらからご覧ください。
  


Posted by tsujitoku at 20:23Comments(0)辻徳楽しいお付き合い

2017年03月24日

目の眼

目の眼という雑誌があります。

たまたまライターの上野さんと知り合う機会があり、webマガジンに辻徳をご紹介いただくことになりました。

どうぞ一度ご覧ください。
ちなみに写真の女性はスタッフです。

http://archive2.menomeonline.com/kyoutomeiten/meiten24.html



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紙布と懐紙の 辻徳
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Posted by tsujitoku at 18:10Comments(0)お知らせ辻徳メディア掲載

2016年08月15日

懐紙への思いを聞いてください。

久しぶりの更新です。


先日、京都のFM局 αステーションに8月7日と14日の2週続けて出演しました。
日曜のお昼、文筆家でパーソナリティの高橋マキさんとのトークで懐紙と辻徳の仕事への思い、私自身のことも少しお話させていただきました。

その時の放送が下記から聞くことができます。

8月7日  http://ei.fm-kyoto.jp/blog/fit_for_my_life/2016/08/07/

8月14日 http://ei.fm-kyoto.jp/blog/fit_for_my_life/2016/08/14/

こんなことをブログで紹介するなんて、私もずいぶん変わりました。
以前は自分自身のことをこんな風に人にお知らせするのは気恥ずかしくてできなかったのに、今は一人でも多くの方に聞いていただきたい。
この10年間、仕事が私を成長させてくれたことを感じます。

当日聞けなかった方、ぜひお聞きください。

感想などお寄せいただければ幸せです。




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懐紙と紙糸の ㈱辻商店 
 
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Posted by tsujitoku at 18:40Comments(0)お知らせ辻徳思う事メディア掲載