製紙会社見学記
昨日、会社を臨時休業にして、美濃へ紙漉きの見学に行ってきました。
早朝に京都を車で出発。
社長とスタッフ2名と私。
一路、美濃を目指して車を走らせました。
予定通りに到着し、早速工場の見学です。
これが、紙漉きの機械です。
これでも、紙漉きの機械の中では小さいほう、
「おもちゃのようだと言われます」と、専務さんが謙遜しておっしゃいました。
これがパルプシート
分厚い、板のような紙です。
パルプシートをどろどろに溶かしたところです。
どろどろになったパルプに、”ネリを入れて流し込んでいきます。
”ネリ”を入れることで、繊維同士が均一になるのだそうです。
かき玉汁に片栗粉を入れる感じに似ているのでは・・・ちょっと違うかしら???
水を入れて薄まったパルプ水(私の造語です。正確にはなんていうのでしょうか)
これをフェルトの上に薄く掬い取ったものが紙になります。
この後、素早く乾燥させて巻き取られていきます。
そして、大判にカット。
これもとても面白かったのですが、残念ながら写真がありませんでした。
とにかく、これまで紙漉きの工場に入ったことはありませんでしたので、
見るものすべてが勉強になりました。
いろいろと質問させていただきましたが、嫌な顔もせず、
一生懸命答えてくださった専務さんに感謝します。
二人のスタッフが、現場を見たことで、早速良いアイディアが出てきたようです。
今後の製品作りに活かしてもらいたいものです。
この後、手漉きの工房も拝見して、
”うだつ”の町並みを散策しました。
景色ものどかで、美濃はいいところでした。
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金銀糸原紙と懐紙の
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