製紙会社見学記

tsujitoku

2013年07月31日 19:54

昨日、会社を臨時休業にして、美濃へ紙漉きの見学に行ってきました。

早朝に京都を車で出発。
社長とスタッフ2名と私。

一路、美濃を目指して車を走らせました。


予定通りに到着し、早速工場の見学です。




これが、紙漉きの機械です。


これでも、紙漉きの機械の中では小さいほう、
「おもちゃのようだと言われます」と、専務さんが謙遜しておっしゃいました。





これがパルプシート
分厚い、板のような紙です。










パルプシートをどろどろに溶かしたところです。








どろどろになったパルプに、”ネリを入れて流し込んでいきます。

”ネリ”を入れることで、繊維同士が均一になるのだそうです。

かき玉汁に片栗粉を入れる感じに似ているのでは・・・ちょっと違うかしら???




水を入れて薄まったパルプ水(私の造語です。正確にはなんていうのでしょうか)
これをフェルトの上に薄く掬い取ったものが紙になります。

この後、素早く乾燥させて巻き取られていきます。




そして、大判にカット。
これもとても面白かったのですが、残念ながら写真がありませんでした。



とにかく、これまで紙漉きの工場に入ったことはありませんでしたので、
見るものすべてが勉強になりました。


いろいろと質問させていただきましたが、嫌な顔もせず、
一生懸命答えてくださった専務さんに感謝します。


二人のスタッフが、現場を見たことで、早速良いアイディアが出てきたようです。

今後の製品作りに活かしてもらいたいものです。

この後、手漉きの工房も拝見して、
”うだつ”の町並みを散策しました。



景色ものどかで、美濃はいいところでした。


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