懐紙の基本2
以前に懐紙の大きさと折り方を説明しましたね。
今回はその続きです。
昔の日本人は日常生活に普通に懐紙を使っていたようですが、今ではお茶席以外の場所ではあまり使われなくなってしまいました。残念なことです。
さて、普通、懐紙は20枚か30枚が束ねて二つ折りの状態で売られています。
これをそのまま懐紙入れに入れて、使う時には懐紙を重ねた状態で取り出します。
そして、
わを下に向けた状態で、一番上になっている懐紙を折り返します。
左の図は、わかりやすいように表側を緑色にしてあります。
右の図は折り返した状態です
こうすると、裏側が表になりますね。お茶席では、ここにお菓子をのせます。
内側になっていた部分に食べ物がのるわけですから、表側よりは衛生的ということになります。
お茶席によっては、お菓子が懐紙にのせられた状態で出される事もありますが、その場合はわざわざ裏返す必要はありません。
ところで、
辻徳の懐紙は従来の懐紙と違って
1枚ずつ折った状態でパッケージしてあります。
いまではお茶席でしか使われなくなった懐紙を日常的に使っていただきたい、、、そのためにはイチイチ全部出して一枚ずつ折り返すのは面倒です。
知恵を絞って、懐紙の固定観念を打ち破って(そんな大げさなことではないかもしれませんが・・・)一枚ずつ折ってみました。
ですが、お茶席に行かれる時は従来の折り方のものをお勧めします。
当店へご注文の際も、従来の折り方を希望される場合はその旨お伝えください。
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