宵山と行者餅
関東は梅雨明けしましたが、京都はまだのようですね。
今日も昼から雲が広がって、今にも振りそうな空模様でした。
夕食後に家族そろって浴衣で宵山見物…の予定でしたが、あやしい空模様で、急遽取りやめになってしまいました。
その代わり、一年に1回、今日しか味わえない
行者餅をいただきました。
昼間、地域の方のために催されたお茶の教室を手伝いに行って、いただいたものです。
このお菓子、祇園祭の宵山にしか販売されないレアものです。
作っているのは東山の
柏屋光貞さん。
毎年、お茶の先生がわざわざ買い求めて振る舞ってくださいます。
箱の中に由来を書いた紙が入っていました。
文化三年といいますから1806年、200年前から作られているお菓子なのですね。
クレープの皮のような生地に伸びの良いお餅と、とろりとした白味噌の餡がくるまれています。
山椒のピリッとした後味がするところが、他のお菓子とはちょっと違うところですね。
いつでも何でも手に入る今日この頃、年に一度しか味わえないお菓子は、それだけで貴重品です。
じっくり味わって、また来年までオアズケ・・・
気損ねた浴衣は来週ごろ出番がありそうです。
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