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2013年11月05日

懐紙を使う素敵な人

前回ご紹介した、赤坂サカスにご来場いただいたお客様、

メールの続きをご紹介します。



横浜市の大橋様です。(ご本人に許可をいただきましたのでお名前をご紹介します。)


お懐紙の使い方は、(中略)叔母が表千家のお茶の先生をしていて、本当に小さい頃から叔母の所作を身近で見て育ったことや、たまにお茶のお稽古に入れてもらったりした時に無意識に覚えたところが大きいかな~と思っています。
今の私のお懐紙の使い方を見たら、叔母は”そんな使い方をするの!?”と言いそうですが^^;
〈メールより〉


お茶をされている方も二通りです。
お茶席以外で懐紙を使うことに抵抗のある方、むしろ自由に工夫して使っているかた、いろいろいらっしゃいます。〈辻徳〉

あ!叔母で思い出しました。
人にお金を手渡す時に、二つ折りにしたお懐紙でお金を包んで(というかはさんで)渡すことがあります。
ちょうど先日、旅館で中居さんにお願いして外で物を買って来ていただくお願いをして、お金を預ける時にそうしたのですが、叔母がそのように使っているのを見たのを思い出したからでした。
これも、お気に入りのお懐紙入れをいつも持ち歩いているからこそ出来たことです^^〈メールより〉


二つ折りにしてお札をはさむのは私も実践しています。
これはお勧めの使い方です。
お金をはだかで渡すのは気がひけますから。
金封や封筒に入れて渡すときも、懐紙に挟んで入れるとお札が透けて見えませんから。〈辻徳〉

この使い方もそうですけど、私が思うに、お茶の世界はさておき現代の日常生活の中でのお懐紙の使い方って、”別にそこでわざわざお懐紙を使わなくてもいいじゃないか”と言ってしまったらもう全然使う場面がなくなってしまうようなことで、”必要だから”ではなくて”自分の中で、そのようにするのが美しいから、気持ちがいいから”だと思うのです。
一種の”ゆとり”でしょうか。〈メールより〉


まったくそのとおりです。
だから、懐紙を使う人は素敵に見えるのだと思います。


大橋様、どうも有難うございました。
これからも懐紙を使って、ますます大人美人になってくださいね。〈辻徳〉



゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.

金銀糸原紙と懐紙の
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