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2013年06月12日

染色補正森本さん

染色補正という仕事をご存知でしょうか。

今日までこういう仕事があることを知りませんでした。




折形懐紙入れのデザイナー、乾さんのお誘いで、
染色補正森本さんに見学に行ってきました。


染色補正というのは、
友禅染などを染める際に誤って生じた汚れを修正する作業です。

実際に目の前で実演していただきました。

紫色の花のところについた赤い染料を消す作業です。

染色補正森本さん

お皿に青い染料と胡粉を入れ、赤の上から少しずつ筆で色を入れると、
不思議なことに赤い色が無くなって、本来の花の色になっていきます。


赤に青を足して紫にするのですが、
驚いたのは色の分量を一瞬のカンで決めることです。

どうしてわかるのか、
もちろん長年積み重ねてきたものがあるからでしょうが、
目の前で実際に消えていくのを見ると、
ただただ驚くばかりでした。

これだけではありません。
光で退色した部分もアッという間にどこかわからなくなっていきます。

染色補正森本さん

職人技というのはこういうものだと、尊敬の念が湧き上がってきました。


その他にも、しみ抜きも見せていただきましたが、
跡形もなくなります。


この頃は、古い着物を再生させるお仕事が多くなっていると聞きました。
昔ものを大事にするための昔からの技が、今に生きているのだと思いました。




ところで、森本さん親子は家紋の研究家でもあります。
家紋のことならお任せ、本も何冊もだしておられます。


お父様のほうは大宮家紋の第一人者で、これが描ける人は他にいないのだそうです。

いろいろな彩色紋を見せていただいたり、家紋のお話を聞かせていただいたり、
あっという間に時間が過ぎました。

今日は、友人と二人で参加しましたが、次回はスタッフも連れて行きたいと思いました。

(小学生の感想文のような文章ですみませんface03



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金銀糸原紙と懐紙の
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