京つう

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2009年11月22日

思い出

昨日、高校時代の友人が、ご夫婦で京都観光のついでに我が家に寄ってくれました。

お土産に持ってきてくれた柿です。
福島県は会津の「みしらず柿」




渋柿のへたの部分を焼酎につけ、密封した容器に入れ数日、甘くとろっとした感触の柿に変身します。

私の生まれた地方でも、同じ方法で柿の渋を抜きます。
私の母は、これを、「焼酎にさわす」と言っていました。調べてみると「醂す」と書くようです。

夜、早速皮をむいて食べてみると、「ああ、この味・・・」と、子供の頃の記憶が蘇ってきました。

子供の頃、秋になると米どころの生まれ故郷は、村総出で稲刈りをします。
お互いの家の稲刈りを手伝って、夜は宴会です。

宴会で振る舞われる料理の中で今も記憶に残るのは、
甘く煮込んで柔らかいドライフルーツのようなイチジクの甘露煮、
菊の花のお浸し、きりたんぽ、、、
柿を焼酎にさわすのもこの頃だったと思います。
柿が甘くなるまで日にちを置かなければならないので、食べられる日が待ち遠しかったのを覚えています。

それから、庭先で祖母がはたはたのすし漬けを作っていたのも思い出しました。
この地方の冬には欠かせない品で、毎年の暮れ、今でも叔母が送ってくれます。

雪の降り積もった山道を、妹と二人で、道の木をゆらして枝の雪がどさっと落ちてくるのを面白がって歩いた事、
雪の下に何があるのか知りたくて一生懸命雪を掘って見つけたもの、、、

柿が私の記憶を呼び起こしてくれました。

雪の下には、1、2センチほどの水仙の芽が春を待っていました。

幸せな子供のころを次々と思い出しながら、いつの間にかリビングの床の上で寝てしまいました。



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