京つう

日記/くらし/一般  |下京区

新規登録ログインヘルプ


2009年09月26日

懐紙の折り方~新しいお答え~

以前、懐紙の折り方についてご質問を受けた際、いろいろと調べましたが、なぜあのようにずらして折るのか、本当の理由はわからなかったので、私なりに理由を考えてお答えしましたが、、、、

これが本当ではないかという答えを見つけました。

「贈る心を形にかえて― 日本の折形」 山根章弘 著 によると

『「吉」に折り上げるには、自分に対して置いた紙の端か左の天から折り下げはじめます。そうすれば折り上がりは必ず「吉」になります。』

と書いてあります。

つまり、
懐紙の折り方~新しいお答え~                                          


→    懐紙の折り方~新しいお答え~



こういうことですね。

さらにこの本によれば、

『自分がいつも南面していれば、吉と陽の太陽は自分にとって左の天から出てきます。左の天は太陽です。白い太陽を貴ぶ日本人は、左の天に向かう線を「吉」として貴びます。』
と書いてあります。

著者の山根章弘さんは、折形礼法を研究、復活させた方です。
この説明を読んで胸のつかえが下りたような気がしました。

以前、私は懐紙の折方で、「和服襟合わせに準ずる」という説明をご紹介しましたが、
今回の説明のほうがぴったりしていると思うのですが、いかがでしょうか。

この本は、その他にも伝統の折形がいろいろと載っていて、大変興味深い本です。

懐紙を是非使っていただきたい、という思いから、いろいろな使い方をご紹介してきました。
まだまだ私も勉強途上、不十分なことで申し訳ありませんが、これからも更に勉強を重ね、皆さんのお役に立ちたいと思っています。



同じカテゴリー(懐紙活用術)の記事画像
お弁当のお箸とスプーン
千両の実
マスクを使い捨てにしない方法
懐紙でマスク
懐紙 七転び八起でお守り袋
懐紙は開運グッズ?
同じカテゴリー(懐紙活用術)の記事
 お弁当のお箸とスプーン (2022-02-07 20:04)
 千両の実 (2022-02-04 15:44)
 懐紙をお供えに使うとき part2 金封とお供え物 (2021-07-15 10:17)
 懐紙をお供えに使うとき (2021-07-14 13:10)
 マスクを使い捨てにしない方法 (2020-04-01 18:36)
 懐紙でマスク (2020-03-16 17:20)

Posted by tsujitoku at 20:01│Comments(4)懐紙活用術
この記事へのコメント
はじめまして。失礼致します。
「懐紙のおり方」についての考察。Youtubeに於いても様々ご意見があります。
私なりの【ひとつの説】としてお伝え申し上げます。

先ず以下の動画をご参考までに貼って置きますので、宜しかったら御覧くださいませ。
・お供え物の下に敷く懐紙の折り方・慶事と弔事の折り方のちがい
https://www.youtube.com/watch?v=KPmKQ3hu-nw
・慶事弔事お懐紙の折形 お菓子を載せる包む ポチ袋の作り方 【やまとしぐさお稽古】 https://www.youtube.com/watch?v=KAi6v3JDkdA

出典は定かではありませんが、古来中国では「天子は北を背にして南面す」といわれおり、その考え方が日本にも伝わり、日本のありとあらゆる文化の根底にあります。
南面した天子(皇帝・君主)からは左手の東から日が昇り、右手の西に日が落ちます。つまり本人から見て【左側が上手で右側が下手】なのです。
そして全ては【上手から下手へ】の移動が順で、反対が逆です。

よって引き戸の引違い、着物のあわせ、歩行の第一歩、柱は東から西に、北から南に向けて使います(木材の元と末)
着物は左袖から腕を通し、袴や足袋は左足から履きます。
お湯に水を足しますが、水にお湯を足すのは湯灌です。
そのように、日本の日本文化の全ての所作や事物に、前後・上下・左右・順序・が太陽の運行を基に定まっております。

この章に書かれております「「贈る心を形にかえて― 日本の折形」 山根章弘 著 によるととの「図」ですが、『「吉」に折り上げるには、自分に対して置いた紙の端か左の天から折り下げはじめます。そうすれば折り上がりは必ず「吉」になります。』との事ですが、先端の山形部分の位置を、文章からどのように解釈するかで全く異なります。
個人的には、「図」は「慶事」ではなく「弔事」だと思います。
失礼いたしました。
Posted by しののめ at 2024年02月01日 07:04
たけしさん

右の図を書き直しました。
これで間違いありませんね。

携帯で見ると、図が一つずつ表示されるので、(携帯にもよるのかもしれませんが私の携帯ではそうなりました。)確認がしにくいですね。

ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。

最初はわけがわからず、愕然としてしまいましたが、ご指摘いただいたことは大変有難かったと思います。

これに懲りずに、なにかありましたら、いつでもご連絡ください。
これからも宜しくお願いいたします。

                           辻徳
Posted by tsujitokutsujitoku at 2010年06月30日 16:54
たけし様

反対とはどういうことでしょうか。

たしかに右の図は少し形が違うかもしれませんが、左の図の線の通りに折れば、間違うことはありません。

右の図だけを見てまねをしたのなら、間違ったのかも知れませんね。
さっそく図を書き直します。

よく読んでいただければわかったと思うのですが、、、、
こちらも図の書き方が悪かったことに気がついていませんでした。
Posted by tsujitokutsujitoku at 2010年06月30日 15:07
それでは逆だろ恥かいたぞ
Posted by たけし at 2010年06月30日 14:48
コメントは管理者が承認した後で公開されます。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。