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Posted by 京つう運営事務局 at

2017年01月01日

紅白饅頭と懐紙

あけましておめでとうございます。

実家でのんびりと過ごすお正月。
年々、何にも代えがたい時間になってきているような気がします。


先日、ある学生さんと話をしていた時の事です。

卒業式には必ず紅白饅頭をもらってきたとのこと。

「なぜ紅白饅頭をもらうのかはわかるけど、(卒業はおめでたいことだから、ですね)
兄弟が3人もいると、”またか”、という気持ちになって、プラスチックのケースを開けて、ただパクパクと食べるだけでした。」

そうなのか、と思いながら、うちの子供たちの時はどうだったか、、、あまり覚えていませんが。

「でも、あの時もしも、お母さんが懐紙にお饅頭をのせて出してくれたりしたら、私、そのことは一生忘れないと思います。」


そうなんだ。

ただのお饅頭、
だけど、二つのお饅頭を家族で分けて、ほんのひと時、一緒に卒業を祝いながら、お茶を飲む。

「おめでとう、3年間、よく頑張ったね」

そう言ってあげるだけで、卒業の意味も、お饅頭に込められたお祝いの気持ちも、
子供の心にずっと後々まで残るに違いありません。

そして、こういう時間の積み重ねが子供を作っていくのかもしれない、
と、自分の子育てを反省しながらもそう思ったのでした。


懐紙と共に歩んで今年で10年になります。
まだまだ未熟ですが、
今年もどうぞよろしくお願いいたします。



゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.

紙布と懐紙の 辻徳
㈱辻商店  
〒600-8481
京都市下京区堀川通り四条下る四条堀川町271番地
TEL:075(841)0765
http://www.tsujitoku.net
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゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.

  


Posted by tsujitoku at 20:00Comments(0)ご挨拶思う事