京つう

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2014年06月27日

懐紙は裏を使う?

前回のブログを読んだ方から質問をいただきました。

「懐紙は裏を使うのですか」という質問でした。
 
お茶席でお菓子を取るとき、
私は写真のように一番外側になっている懐紙を一枚ひっくり返して裏側を使います。







ですが、ひとによってはひっくり返さずにそのまま表側を使うこともあります。
どちらが正しいとは言えないと思います。

ですが、あまり前面に柄があったりして、お菓子にくっついたりしたら食べられない・・
という場合は、やはり裏側を使うほうがいいでしょう。


そういった理由からでしょうか、それとも昔は柄の入ったものがなかったからでしょうか、

茶席では無地を好む方が多いのも事実です。


ですが、それも決まり事とは言い切れません。
懐紙について厳格なきまりがあるという話は聞いたことがありません。

ただし、お茶席や先生によっては無地がいいという方もいらっしゃいますので、
習っているかたは周りや先生の教えにならってください。


また、柄のある懐紙を裏返して使うのはもったいないのではないか、という方は
下の写真のように初めに柄を内側にして懐紙入れに入れてください。

それを、同じように一枚裏返して使うと柄が表に出ます。








なお、これは茶席でのことですので、それ以外のときは自由に使っていただいて結構です。

自分なりの使い方を工夫して、懐紙を楽しんでいただけたら幸いです。


最後になりますが、ポチ袋やずらして二つ折りにするときにはちょっとした決まりごとがあります。
詳しくは「懐紙のいろは」に載っていますので、ご参考までに。

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Posted by tsujitoku at 18:29Comments(0)懐紙活用術

2014年06月24日

「懐紙の折り方」について 

このブログで懐紙の使い方を紹介するようになって、7年ほどになります。

そのころから見ると、日常的に懐紙を使う人はずいぶん増えてきた実感があります。
嬉しいことです。

最初のころに基本的な使い方を紹介していましたが、

同じことを何度も書くのは気が引けるので、あえて書かないようにしていました。

でも先日、お客様から質問を受けたので、改めて紹介することにします。



懐紙の折り方についてです。


懐紙は、二つ折りにして使われることが多いと思いますが、
その際、少しずらして折る場合があります。

一般的に、折り方にはちょっとしたきまりがあります。


  これが「吉」と言われる折り方


  これは「凶」とされる折り方


これは、折形の本などにも載っていますので、知っている方も多いと思います。

なぜこうなったのか、いろいろと調べてはいますが、いまだに「これだ!」という理由はありません。
ただ、「これが吉、反対は凶」と書かれているだけです。

ひとつだけそれらしい理由が書かれている本をご紹介します。

『自分がいつも南面していれば、吉と陽の太陽は自分にとって左の天から出てきます。左の天は太陽です。白い太陽を貴ぶ日本人は、左の天に向かう線を「吉」として貴びます。』 「贈る心を形にかえて― 日本の折形」 山根章弘 著

つまりこういうことです。


  吉の折り方は、広げると右から左に向かって上がっていくように、折り目が付いています。


  凶とされる折り方を開くと、ラインが左から右上に向かって伸びています。

 わかりやすく言うと、太陽の上る左を貴ぶことから線を引くときは左が上に来るべき・・・ということになります。


ですが、ご来店になったお客様の先生は吉の折り方を見て、
「右肩下がりは縁起が悪い」
とおっしゃったそうです。

たしかに、そういわれるとそのようにも思えます。
ただし、右肩上がりという考え方は、グラフの線の伸びから来ているようなので、
昔からあった考え方とは言えない気がしますが。


とは言え、ご紹介した吉・凶の折り方は、一般的にそう言われているというだけで、
はっきりした理由はわかりません。
山根さんの説明も、納得、とまではいかないのが本当の気持ちです。


吉・凶の折り方は、一応慣習としてご紹介させてもらうことにしています。

ですが、それ以外のやり方を否定する気持ちもありません。
お寺や地域などでも違うことがあると聞いています。
その場合は、それぞれのやり方にならえばいいのです。


「右肩下がりは縁起が悪いから私はこう使う」・・・
それでもかまわないような気がしますが、いかがでしょう。



  

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Posted by tsujitoku at 19:48Comments(2)懐紙活用術