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Posted by 京つう運営事務局 at

2013年05月01日

お手紙

お客様からお手紙をいただきました。

先日ご来店いただいた際に、送料をもらいすぎてしまい、
幸い京都ご滞在中に返金させていただいた方でした。



こちらの手違いだったにも関わらず、手紙でお礼を言っていただけるとは、
恐縮ですが、やはり嬉しいことでした。

時々、お客様から手紙をいただきますが、どの手紙も必ず読んで保管し、
返事を書くようにしています。

つらい時、悲しいことがあった時に読み返すと、
頑張って!と、お客様から励まされているような気持になります。

お客様からの手紙は、私の宝物の一つです。



゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.

金銀糸原紙と懐紙の
㈱辻商店  
〒600-8481
京都市下京区堀川通り四条下る四条堀川町271番地
TEL:075(841)0765
http://www.tsujitoku.net
kaishi@tsujitoku.net  
       
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.
  


Posted by tsujitoku at 17:32Comments(0)思う事

2013年03月29日

2012年度が終わります。

今日で一応2012年度の事業は終わります。

今年度は、「きょうと元気な地域づくり応援ファンド」の助成金をいただいたおかげで、
これまで”できたらいいな~”と思っていたさまざまなことに挑戦することができました。

今頃、報告書を書いているのですが、、、face07

書きながら、懐紙の使い方講座でお世話になった方たちの顔を思い浮かべて、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

いただいたご縁は、私の宝となっています。

それに、講座に参加してくださった皆さん、、、
有難うございました。


申請事業とは別ですが、リニューアルするはずだったホームページは、、、
まだ手間取っています。

今月初めには公開する予定でしたが、
もう少しかかりそうです。

新ホームページは来月公開となります。
もう少しお待ちください。


゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.

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タグ :辻徳


Posted by tsujitoku at 21:15Comments(0)思う事

2012年11月28日

懐かしい味

先日、とあるところで美味しいお米を手に入れました。

今年とれたばかりの新米です。

もともと新米は水分が多く、粘り気があるのですが、
このお米はさらに粘り気が強く、もち米と間違うほどです・・・
となれば、作るものは(わが家の場合は)決まっています。

きりたんぽ


なのです。


生まれ故郷の懐かしい味です。

例年、新米が出ると実家から送ってもらって毎年のように作っていましたから、
京都育ちのうちの子供たちにとっても、家庭料理の一つになっています。



先日の日曜日、朝からお米を炊いて、夫は七輪に備長炭で火をおこし、
半日がかりで作りました。



作り方はいたって簡単です。
お米が炊き上がったら、少し塩を入れておはぎを作るときのようにつぶします。


それを杉の木で作った串に巻き付けて、焼くだけ。
(巻きつけた後はまな板などのうえでころころと転がして形を整えます。)




炭はやはり備長炭です。
普通の炭だと、外だけ先に焦げてしまいます。


じっくりと焼き上げてから、熱いうちに串を外しておきます。



熱が取れて固くなったら、竹輪のようにななめに切って鍋に入れます。


鶏がらでだしを取り、みりん、しょうゆ、酒、砂糖などで味を付けた中に、
鶏肉(もも)、ささがきゴボウ、まいたけ、糸こんにゃく、せりなどを入れます。

きりたんぽは、長く煮ると溶けてしまいますので、最後に入れて、少し柔らかくなったところをいただきます。


作り方は決して難しくはないのですが、
焼くときのがないと、 きりたんぽは作れません。



実はこの串、私の大叔父が作って持たせてくれたものです。

これがあるおかげて、毎年懐かしい味を再現できるので、私の宝の一つです。


それと、私にきりたんぽの作り方を教えてくれたのは、今は亡き祖母です。


子供の時から、そばで見ていたので、何となく知ってはいたのですが、
嫁いだ時に、しっかりと教えてもらいました。


祖母から孫へ伝える家庭の味は、
3世代同居だったからかなえられたこと。

母親は忙しくてなかなかそこまで手が回らないのが現実です。


私も、子供たちには教えていないことばかり。
せめて、いつか孫には教えてやりたいと、今から思っています。




゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.

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Posted by tsujitoku at 17:36Comments(0)思う事

2012年03月31日

紙は地球を救う!と、本気で思っています。

明日から新年度が始まります。

辻徳も、新スタッフを迎えてますます充実した環境になりつつあります。
まだまだ不十分なことが多く、思い悩む日々ではありますが。


さて、先日スタッフの一人から、
「辻徳(辻商店)に社訓のようなものはありますか」と聞かれ、
思い出したことがありました。

ずっと思っていたことで、以前にも書いたことがあるのですが、、、



実は、私は生まれたときから紙とは縁があります。
実家の父は私が生まれたときから(少なくとも、物心ついたときから)定年の少し前まで製紙会社に勤めていました。
そして偶然出会った夫もまた、紙の商売をしていましたし、社内起業で始めた辻徳も紙の仕事。

私の一生は紙とは切り離せないものなのかもしれません。


紙は、木や草など、植物から作られます。
石油などの限りある資源とは違って、人間の手で育てて作り出されることができる素材です。


しかも、紙は文字を書くだけでなく生活のさまざまな場面で使用されています。

家の中では襖や障子、壁紙として使われています。
紙布といって紙で作った繊維で衣服を作ることもできます。
水を入れて火にかければ鍋の代わりにもなります。(危ないですので、試す時は屋外でどうぞ)

こんなにいろいろ使えて便利なうえ、最後は土に戻ることができます。


森林の伐採などで、環境破壊のやり玉にあげられることもありますが、
計画的な伐採と植林で問題を解決することはできると思うのです。

木は私たちがこの手で作り出せる資源なのです。

その点が地面の下から掘り出すものと大きく違うところです。


人間が天に使うことを許されている資源が木であるとするなら、
それを使った紙は、私たちが大いに利用するべき道具であると言えます。


辻徳は懐紙を販売していますが、これも紙の可能性に気がついたから、といえます。
懐紙は書くことも包むことも、拭くこともできるからです。

が、懐紙にととまらず、将来、もっと紙と深くかかわる仕事に発展していけたら・・・




おおげさですが、「紙は地球を救う!」と私は本当に思っています。

これがそのまま社訓になるかはわかりませんが、
思いを共有できる人たちと仕事をしていきたい、と思う今日このごろです。




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金銀糸原紙と懐紙の
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Posted by tsujitoku at 13:28Comments(0)思う事

2012年03月11日

私たちにできること

一年前の今日、某大学のフォーラムに出席している最中に夫から震災の知らせを受けました。
ただの地震ではない、津波の被害も出ているという知らせに、足が震え、座り込んだのを覚えています。
家族や親戚は無事なのか、電話をかけ続けました。


この一年、自分に何ができるか、ずっと考えてきました。
お客様の中にも、被災地に暮らしている方がいらっしゃいます。

何かできることはありませんかと聞いたところ、お気持ちだけで充分ですというお返事が返ってきました。

一年間何もできませんでしたが、震災の復興までにはまだまだ時間がかかります。
これから私たちにできることがきっとあるはずです。

実は、一時、復興支援懐紙を作って売り上げを寄付しようと思ったのですが、
デザインをどうしようというところでつまづいてしまいました。



何か妙案があれば、教えてください。

皆様の知恵をお借りしたいと真剣に思っています。





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Posted by tsujitoku at 09:58Comments(0)思う事

2011年12月14日

ハレの日

「事始めのあいさつ」というものを初めて経験しました。

この日からお正月の準備を始めるので、事始めと言われるのだそうです。


京都では、祇園の舞妓さんや芸子さんが井上流の家元にあいさつに行く風景が、毎年ニュースで報道されますが、
私の習っているお煎茶道でも、事始めを祝う行事が毎年行われています。

今年、私の師匠が当番となり、門下を代表して私があいさつに行かせていただきました。

冷や汗をかきながらも、何とか大役を終え、帰路につきながらいろいろと思うことがありました。


これから正月準備を始めるということを、正装してあいさつに行き、おめでとうを言うのは、
常にはない行為です。

先日、あるところで、
「今の生活にはハレの日がなくなってしまった」という話を聞きましたが、なるほど、確かにそうです。
成人式や七五三、結婚式では礼服を着ますが、
それ以外、「今日は〇〇の日だから」、「今日は△△へお出かけだから」と一張羅を身にまとうということが少なくなってきています。
自分の生活を振り返っても同じです。

これは、気持ちを改めることが無くなってしまっているということにもなりはしないでしょうか。


事始めの挨拶に出かけるために常には着ない着物を着て出かける、、、(洋服でも同じことです)
気を引き締めて大事なことに向き合う時間を持つことが、とても新鮮に感じられたのです。


普通の生活の中にはなくなってしまったことが、伝統の世界にはまだしっかりと残っていることを実感した一日でした。



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タグ :ハレの日


Posted by tsujitoku at 16:07Comments(0)思う事

2011年10月24日

懐紙の講座、無事終わりました。

連日日本橋三越さんの売り場に立たせていただいています。

日にもよりますが、懐紙の売れ行きは予想以上です。


最初は懐紙はたくさん持っているけど使い道がないから・・・というお客様もいらっしゃいましたが、
反対に、いろいろ使えるからとお求めになるお客様も徐々に増えてきています。

講座も松屋銀座、日本橋三越、どちらでも好評でした。
特に、松屋さんには礼法の後藤先生にお出ましいただき、休む間もないほど次々と受講される方がおいでになったようです。
後藤先生のレクチャーの内容もよかったのでしょうが、これほど懐紙に関心のある方がおいでになるというのも嬉しいことです。

三越さんの方では私のワークショップでしたが、受講された方には喜んでいただけて、私自身も励みになりました。


始まる前までは、何をお話しようか、不安もありましたが、、、

いざ始まってみると、普段から自分が懐紙のついて普段から思っていることや知っていることをそのままお話するだけでいいことがよくわかりました。
全く緊張しないのは何故???
これも年の功???



販売は今日と明日、残すところ二日になりました。

今日は世田谷のお宅で懐紙の講座です。
どんなお宅なのか、どんな方が参加されるのか、とても楽しみです。

                             辻徳

  


Posted by tsujitoku at 10:23Comments(2)思う事

2011年04月12日

余震

東北関東地方では、余震が続いています。

先週、宮城で大きな余震があったばかりで、
昨日と今日、また福島県で震度6弱の大きな地震がありました。

夜、仙台や福島県の家族、友人に電話をして安否を尋ねました。

幸い、だれも怪我もなく、それはよかったのですが、、、、


最初の地震発生から1ヶ月、やっと普通の生活が戻ってきたと思っていた矢先、
またも大きな地震に見舞われ、
片付けたばかりの部屋はまた、割れた食器や家財道具が散乱してしまいました。

実家では、先週やっと復旧した水道がまたも断水です。


電話の声を聞きながら、はじめの震災より、
今度のほうが精神的なダメージが大きいのではないかと感じました。


何か出来る事はないか、考えてもせいぜい水や食料を送るぐらいしか、
今は出来る事がありません。


夕方、買ってきたたけのこをゆでながら、若竹煮にしようかな・・・などどおもっていたら、
好物の三陸産わかめがもう当分手に入らないことに気がつきました。


わかめを取っていた人達は今どうしているのでしょうか。

わかめも魚も、本当に美味しかった・・・
早くもとの海に戻ってほしい、あのお刺身やうにや、いくらがまた食べたい!

その日が来るまで、微力ながら応援していきたいと思っています。


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タグ :余震


Posted by tsujitoku at 19:27Comments(0)思う事

2011年04月10日

懐紙と形

京都は桜が満開です。
毎年愉しみにしていますが、今年も堪能しています。


さて、先日から考えていたことがあります。



"かたち"と"きまり"についてです。


友人から聞いた話ですが、法服や洋服は本来左前に合わせるのが本当なのだそうです。
それを、何らかの理由(作業がしにくい、刀を抜くのには右前が都合がいい)というような理由で
着物は右前になったようなのです。

本来ある形も、何かの理由、それが合理的であればあるほど、形はかわるものなのだと思うのです。


懐紙はどうでしょうか。

着物を着ていた時代には、束にして二つ折りにして懐に入れておけば、いつでも必要な時にすぐに取り出して使えます。
これは合理的な使い方であり、持ち方だったのだと思われます。

現代は着物を着る機会が少なくなり、大半は洋服で過ごします。
懐紙やティッシュはポケットやバッグに入れて持つことになります。

そうであれば、バッグやポケットに入れやすい形であるべきだと思うのです。

ティッシュはその点問題がありませんが、懐紙は昔のままだと不便を感じることもあります。

束にして持つより、一枚ずつ折ってあれば使いやすいのではないかと私は思いました。
だから、辻徳の懐紙は一枚ずつ折ってあります。
それでも、便箋のように使う懐紙や、柄の入れ方によっては束にして販売しているものもあります。


お茶席で使う場合は束のほうが使いやすいのは私もよく知っています。


要するに、使い方や使う場所によって形を変えてもいい、と私は思うのです。


懐紙に決まりはありません。
使う人の考えでどのような形にしても、それはそれでいいのではないでしょうか。

ちなみに、束にしたものもご要望があればお作りしています。



昨年、「懐紙の使い方+アイディアコンペ」には、懐紙の既成概念にとらわれないアイディアも多く見られました。

懐紙はもっと進化していいアイテムだと思っています。

これからも、もっと多くの方に使ってもらえる懐紙を作っていきたいと思います。


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Posted by tsujitoku at 22:46Comments(0)思う事

2011年02月18日

何を包む?

先日、懐紙の使い方講座に参加された方からメールをいただきました。

習った内包みを小銭のお返しに早速試されたとのことでした。

「さりげない事が心に響く事があり、大切ですね」という言葉をいただきました。

そうですね。


懐紙はサイズは小さいのですが、小銭や紙幣を折って包むことが出来ます。



「包む」という文化は日本には古くから存在していたようです。

では、なぜ包むのか。
自分で実際に包みながら思ったことですが、包むのは「物」ではなく、心なのだと思います。

差し上げる方の喜んだ顔を思い浮かべたり、心からの感謝の気持ちを託したりしながら、
気持ちを物に込めて行うのが「包む」という行為ではないでしょうか。

うまく言えませんが。

とかく、「贈る」事の型にこだわってしまうことがあります。
(そうするものだから、、、、みんなしているから、、、)

心をこめた結果が形である、そうありたいと常々思っています。



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タグ :包む懐紙


Posted by tsujitoku at 10:55Comments(2)思う事